メッセージ

2023年11月12日(日)のメッセージ

主に従い通す信仰

「わたしはわたしの神、主に従いとおしました。」
(ヨシュア記‬ ‭14章8節‬:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)

牧師 伊藤真嗣

藤沢バプテスト教会では、こうして、召天された方々を覚えて召天者記念礼拝の時を持ちます。そして残された愛する御家族と共に祈り礼拝を共にすることは大切なことです。天に召された愛する兄弟姉妹のその意志を受け継ぎ、そしてその信仰を愛する家族に伝える使命が教会にはあります。キリスト教の信仰は「死は終わりではない」。イエス・キリストの永遠の命と救いを伝え続けなければいけません。

本日登場するヨシュアは、今から3000年以上も前の人です。皆さんご存知のモーセというリーダーによってエジプトから脱出したイスラエルの民は、モーセからバトンタッチを受けてリーダーになったのがヨシュアです。いわば後継者です。全人生において、ヨシュアは「主に従い通した人」でした。「一緒に行った者たちは民の心を挫きましたが、わたしはわたしの神、主に従いとおしました。」(ヨシュア14:8)、ヨシュアは、40歳の時だけでなく85歳になっても、困難と戦い続けようとしたのです。そしてそれは、自らが労して戦い抜くとの積極的な生き方でした。この勇気と積極性は、人間的向こう見ずなものではなく、謙虚に、『主がわたしと共にいてくだされば』(ヨシュア14:12)という信仰の生き方でした。

彼の信仰は、臨在の主によって勇気と積極性を与えられるということを、その確信を若い時から持ち続けたからこそ、老いてなお壮健なのです。彼の力は、彼がどんな状況でも全能の神、愛の神を信じ続けた、その信仰から来ています。何故なら、わたしたちのうちには力がなくても、主に力があるからです。わたしたちも、自分のうちには力がなくても、主イエスを信じて主につながって生きる時に、不思議な力、平安が与えられるのです。ただ、そのためには、わたしたちはヨシュアの信仰のように神さまをどこまでも信頼し、信じていきましょう。

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