2024年1月14日(日)のメッセージ
狭き門から
「狭い門から入りなさい…しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」
(マタイによる福音書 7章13-14節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
13、14日は大学共通で、いよいよ本格的な受験シーズンが始まりました。大学受験中の若い方々が力を発揮して新しい道が開かれるように心よりお祈りしております。私もかつて受験生でしたが、よくその手前の「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。(7:7)の言葉を壁に貼って励み頑張って勉強をしていました。一方で本日の聖句は厳しい言葉に感じました。しかし、「若い時の苦労は買ってでもしなさい」という諺(ことわざ)があることは、このような昔からの教えとして、「狭い門から入りなさい」とイエスさまはおっしゃっているのでしょうか?
「人生の選択」という門の前で、人は、一人で立たされ、一人で選択しなくてはいけないという、厳しい状況が必ずあります。そしてその時、わたしたちは「広い門」と「狭い門」という二つの大きな門の前に立たされるのです。それは「狭い門」というのは、身を低く、低くしなくては入れない門ではありますが、でも、1人ではない。たくさんの支えと祈りの中で守られながら主が招いてくださる門です。
ヨハネの14:6には「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません」(ヨハネ14:6)イエスさまは、ご自身を「道」とも言われました。イエスさまという狭い門をくぐり、イエスさまという道を歩めば、必ず永遠の命にたどりつくと、わたしたちを招いてくださっているのです。
これから続く人生の皆さんの道と狭き門に、神さまが共にいてくださいますように、そしてその門を身を低くしながら、共に歩んで行きたいと思います。お祈りしています!!