2024年9月8日(日)のメッセージ
地の塩 世の光
「そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。」
(マタイによる福音書 5章16節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
「あなたがたは地の塩であり、あなたがたは世の光である。」という有名なイエスさまの言葉は、全ての福音書に書かれています。塩というものはどんな役割を果たしているだろうかというと、当時のイスラエルの料理の保存方法の知恵として物を腐るのを防いだり、もちろん料理にも塩味が足りないと、いわゆる「味も素っ気もない味」になってしまいますし、塩味が多すぎると逆に「とんでもない味」になってしまうわけです。地の塩としての役割が問われています。
しかし大切なことはイエスさまがここでおっしゃるのは、「そのままで地の塩として、充分役に立つのだよ」と語られています。この時のイエスさまの御言葉を聞こうと集まってきた群衆たちのように、御言葉の下に共に集うわたしたちも、「地の塩、世の光」を心から喜び、遣わされた地で福音を伝えましょう。そして、私たちは真の世の光であるキリストに従い、闇を照らし進むべき方向を教えられます。「イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」(ヨハネによる福音書 8:12)
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