メッセージ

2022年4月10日(日)のメッセージ

あらわになった神

「本当に、この人は神の子だった」
(マルコによる福音書15章39節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

イエスは、十字架刑の宣告を受けられた。ローマ兵はその十字架を、たまたま通りかかった[キレネ人のシモン]という男に担がせます。嫌な役割です。しかしこのことで、「イエスの十字架を担いだ者」と世界中に知られることになります。シモンは、二人の息子と一緒に住んでいて、何時ものように朝早く畑仕事に出かけます。それは日常的なことです。その日常の中で突然、イエスに出会います。しかも十字架のイエスにです。そしてイエスの十字架を背負って、イエスの後について行くことになります。実は、この物語の中に私たちもいます。多くの人にとってイエスとの出会いは突然です。思いもしない出来事の内にイエスに出会うのです。そして信じる者とされ、イエスに従って行く者となる。これがキリスト者なのです。

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