2022年7月24日(日)のメッセージ
心の底から新しくされて
「真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません。」
(エフェソの信徒への手紙 4章24節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
今朝のメッセージの題は、「心の底から新たにされて」です。「心の底」とは、魂の最深部、「思念」(しねん)とも訳せるところです。その神に応答する根源部分から日々新たにされて生きることが求められています。形式的な表面的な変化ではなく根源的な新しさを求めています。人の心や意思は熱しやすく冷めやすいものです。また、「心の頑さ」を持っています。日毎のみ言葉によって「新しい人」として造り変えられていきたいと思います。また 新たにされる「新生」という言葉があります。藤沢教会の信仰告白の中でも、「新生」が入っていますが、バプテストにおいても、また聖書でも大切な概念です。
「滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て、 心の底から新たにされて、 神にかたどって造られた新しい人を身に着け、真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません。」(22-24節)
一方で、わたし達自身が変わる事を求めていないのです。実は古い価値観、古い自分にしがみつきたい。それが自分を苦しめる事になっていても、捨てられない。変わりたくない。それが自分だと思い込んでいるから。自分は罪から逃れられないという、思いを私たちは持ってしまっているのです。でもわたし達が古い自分を脱ぎ捨てるなら、神さまがわたし達に「新しい人」(キリスト)を着せてくださいます。
イエス・キリストを着ることこそ、最高のおしゃれ、最高の生き方なのです。私たちは、イエス・キリストに出会い、既に古い人を脱ぎ捨てました。私たちはキリストにあって新たに生まれ変わり、新しい人を着ているのです。