メッセージ

2022年9月4日(日)のメッセージ

燃え盛る炉の中で

「神は、その燃える炉や王様の手からわたしたちを救うことができます。」
(ダニエル書 3章17節:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)

牧師 伊藤真嗣

今日のタイトルは「燃え盛る炉の中で」ですが、ダニエル書3章では、王さまの理不尽な要求に火の炉の中に入れられた若者3人でしたが、それでも自分達の神さまへの信仰を捨てず、3人は王の命令を拒否し、毅然とした態度で自分達の信じる道を貫きました。

私たちは「結果」を気にしすぎているのかもしれません。祈った結果、信じた結果がどうなるのかということをとても気にします。確かに気になる、しかし結果は「神の手の中」にあります。全ては「神の手の中」にあることを私たちは信じています。大丈夫だ、結果を気にせず神さまを信じてその信仰を貫きなさい、それがダニエル書が私たちに対して勧めていることなのです。

先日の神学校ディの礼拝でも、柏雅之神学生が人間は「いのち」や「死」をどう考えるかを力強く語ってくださいました。日常に埋没する私たちですが、「永遠のいのち」であるイエス・キリストによって死は終わりではない、滅びではないことを学びました。それが福音の本質であることに改めて気付きました。

そして「たとえ自分達の願いどおりにならない」としても、神さまは決して自分達を見捨てることはないし、たとえそこで燃えさかる炉の中に投げ込まれたとしてもの、困難な中でも神さまが「共にいてくださいます。あるいはそこで死を迎えたとしてもそれでも神さまが支えてくれることをこの3人は分かっていたのでしょう。「あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイによる福音書‬28章20節‬)‬‬‬‬‬‬‬

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