2022年9月25日(日)のメッセージ
その時まで、その時には
「多くの者の救いとなった人々は、とこしえに星と輝く。」
(ダニエル書 12章3節:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)
牧師 伊藤真嗣
12章は「終わりの時」(終末)についての記事です。1節から4節は終わりの時の到来について、5節から13節は終わりの時までの期間について述べられています。「その時」という言葉が1節の中で3回出てくるのは終末の終わりを強調しています。
終末というと、どこか怖く不思議なイメージでそれはいつ来るか分からない。私たちは「この時はいつやってくるんだろう」「神さまの時っていつなのか」と待つことが出来ず右往左往してしまう存在です。しかし先に起こることばかりに焦るのではなく、静かに共に待ち望むことが大切です。終末の時、イエス・キリストの再臨は必ず起こります。「『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」(ルカ17:21)キリストは私たちの間に立ってくださいます。
「悔い改めよ。天の国は近づいた」(マタイ3:2)。イエスさまご自身がヨハネからバプテスマを授かり、「そのとき、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」と言う声が、天から聞こえた。」(マタイ3:17)ありますが、主の声を聞き従う時、新しい神さまとの関係、導きが開かれるのです。私たちも主の声に従いましょう。それは聖書と祈りの中で示されます。
コロナ禍で教会が大変困難な時こそ、イエス・キリストと再び出会い、主の招き、導き、御心が示されます。本日の臨時総会でも新しい道が示されますように、共に祈りたいと思います。