メッセージ

2022年10月9日(日)のメッセージ

神殿建設のはじまり

「主の神殿の基礎が据えられたので、民も皆、主を賛美し大きな叫び声をあげた。」
(エズラ記 3章11節:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)

牧師 伊藤真嗣

タイトルにある通り、エズラ記3章は前回の続きで、バビロン捕囚から帰って来た人々が「神殿再建」を開始する出来事が記されています。ふるさとに帰ってきたイスラエルの人々が最初にしたことが礼拝だったのです。

「礼拝」とは、自分自身をささげる行為です。そして神に向き直します。全てはここから始まるのです。私たちも日常の生活の中から礼拝に招かれて、神さまの前に罪を悔い改めて新たにされる。だからこそ、まず神に向き直る必要があります。

暗唱聖句には、「主の神殿の基礎が据えられたので、民も皆、主を賛美し大きな叫び声をあげた」(11節‬)‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬とありますが、帰還した民と、先住サマリヤ人や捕囚に行かなかった民の間には衝突があり、複雑な思いもありました。また身内でも、かつてのソロモンの神殿時代を知っていた年配者は第2神殿を見て泣き、一方で前の神殿を知らない新しい世代は喜びました。どちらが正しいというのではなく、それぞれ違った経験を持つ者たちが、新しい神殿を共に見て、主に礼拝することに意味があったのです。

礼拝は主の「祝福の場所」です。私たちも主の祝福を分かち合い共に礼拝する者となりましょう。そして本日の礼拝でも「心を一つに」神さまに向き直って、私たちも1人1人が礼拝で主の前で賛美し、聖書を読み、祈り、共に礼拝を捧げたいと思います。

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