メッセージ

2022年11月20日(日)のメッセージ

イエスさまにつながれば

「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。」
(ヨハネによる福音書‬ 15章1節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

本日の礼拝では山中臨在先生を迎え、午後にはチャペルコンサートの時を持つことが出来ることを心から感謝致します。今はコロナ禍で集まったり、なかなか満足に賛美が出来ない状況にありますが、しかしこうしてチャペルコンサートによって主の恵みを確認する時としたいと思います。

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。」(5節) 
本日の聖書箇所は、聖書の中で最も親しまれているところの一つではないでしょうか。イスラエルではぶどうの栽培が盛んで、イエスさまは宣教される時は身近な素材を用いて、わかりやすい譬えで語られました。イスラエルの民にとっては、ぶどうの豊作は豊さの象徴だったのです。

「つながる」という言葉と、(9)「とどまる」(新共同訳)「愛のうちにいる」(口語訳)とは、元々同じ言葉で、ギリシャ語(メノー)が使われています。つまり、主イエスにつながることは、主イエスの愛にとどまり、愛のうちにいることです。ぶとうの枝が幹とつながり、幹から栄養を受けて実を結ぶように、わたしたちも御言葉につながり、農夫である主イエスから豊な愛に溢れた命をいただくことで、信仰の実を結びたい。御言葉につながることによって、豊かな実を結ぶのです。

良い実を結ぶ秘訣は、やっぱり愛情です。心を配り、目をかけてその花一つ一つをいつも見つめてあげる。この「見つめる」というまなざしは大切です。草花にまなざしを注ぐということ。神さまもわたしたち一人一人を愛情あふれるまなざしを常に注いでくださっているのです。 「わたしにつながっていなさい」と言われているイエスさまを信じて、このチャペルコンサートの時を共に感謝しつつ喜び過ごしたいと思います。

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