メッセージ

2023年2月12日(日)のメッセージ

ともし火は消えず

「だから、どう聞くべきかに注意しなさい。」
(ルカによる福音書 8章18節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

湘南台バプテスト教会牧師 坂元俊朗

私の母教会は福岡にある鳥飼バプテスト教会です。鳥飼教会は西南学院児童教育科のチャペルを借りて始まりました。舞鶴幼稚園の園長であり児童教育科の先生だった福永津義先生とギャロット先生夫妻の祈りから始まりました。1955年4月のことです。その翌年から鳥飼教会は始まりました。会堂建築ではC.K.ドージャー先生夫妻も献金を捧げられました。それは「鳥飼教会が主の光、世の光」となるように」という祈りと願いが込められています。藤沢の地で皆さんと共に礼拝できますことに不思議な導きを感じます。私は22歳でバプテスマを受け、24歳に伝道執事に成りました。理屈が多い学生でした。執事としての最初の仕事は教会案内入りの「ポケットサイズカレンダー」作りでした。今でもその数枚が残っています。この仕事はわたしの「ともし火」(ルカ8:16)の始まりです。若い勢いで25歳で神学部に入りました。以来時には小さすぎて激しい嵐や自分の失敗や言われない批判に消えそうになることもしばしばです。しかし自分でもささやかな「ともし火」が消えなかったと自分でも感動してしまいます。何で消えないのでしょうか?藤沢教会の旧会堂を壊す時にはばらばらになった木材の中で、幸子牧師と感慨深い祈りを捧げました。18年間藤沢バプテスト教会、湘南台バプテスト教会の皆さんと過ごすことが出来ました。幸子牧師ともども本当に皆様の祈りと支えを心から感謝したいと思います。これからも祈りの絆で結ばれて祈りつづけたいと思います。
「入ってくる人に見えるように、(ともし火を)燭台の上に置く」(ルカ8:16)

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