メッセージ

2023年4月2日(日)のメッセージ

受難週「今日わたしと楽園に」

「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。」
(ルカによる福音書 24章32節‬:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

ルカ23章では、いよいよイエス・キリストが十字架に架けられて刑場へ向かう歩みの中での出会いが記されています。

32節からは、イエスさまがゴルゴダ(されこうべ)の丘で、裸にされ、2人の犯罪人と共に十字架にかけられたということが書かれています。その後兵士たちは、十字架の下でイエスさまの衣服をくじを引いて分け合い、見物人たちは「他人を救っても、自分を救えないのか。メシアなら自分を救ってみろ」(35)と罵ったとあります。そして、あろうことか、一緒に十字架につけられた犯罪人までもが、同じようにイエスさまを侮辱したというのです。ここに描き出されているのは、人々から「捨てられた」イエスさまの姿です。しかし41節で犯罪者の1人は罪を認めて、イエスさまに救いを求めました、十字架のイエスさまは私たちの罪のために十字架にかかってくださいました。十字架の赦しの力です。
私たちはここでキリストと出会いながらも、どんな状況においても、「主の側に立つ人々」でありたいと思います。もしあなたがこの場面にいたら、主を守る行動をしたでしょうか。私たちは改めて「主イエスの十字架に従う者」となりたいと思います。

本日のタイトル「今日私と楽園に」ですが、イエスさまに従った時、私たちは神の楽園、神の国で共に生きる者、神の家族となるのです。そして2023年度も始まり、共にイエス・キリストを見上げて歩んでいきましょう。今週から受難節、そして来週はいよいよイースター、そして本間いつ子さん、修さん、前嶋庸子さんのバプテスマ・転入会です。愛する兄弟姉妹として、この群れが祝福されますように、共に喜びたいと思います。

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