メッセージ

2023年4月9日(日)のメッセージ

エマオ途上で

「2人は、道で話しておられるとき、また聖書を説明してくださったとき、わたしたちの心は燃えていたではないか。」
(ルカによる福音書 24章32節‬:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

ついにイースターを迎えました!同時に本日は本間いつ子・修さん、前嶋庸子さんのバプテスマ・転入会式を迎えて喜びの時となりました。心から感謝致します。

ルカ24章は主イエスの復活について述べています。「エマオ途上」は絵画にもなるほど有名な場面で教会でも親しまれている箇所の1つです。

「ちょうどこの日、二人の弟子が、エルサレムから60スタディオン離れたエマオという村へ向かって歩きながら、この一切の出来事について話し会っていた」(13,14)
「ちょうどこの日」というのは、主が「復活された日」です。この2人は主イエスの復活が知らされてもすぐには信じられない人たちだったようです。そんな葛藤の中にあったため、「暗い顔をして」(17)いたのです。私たちもキリストの復活や福音を知りながらも、この2人のようになかなか信じられない、物分かりが悪く(25)、受け入れられないことがあります。人生にすっかり落ち込んで絶望します。しかし主が突然現れます。

「そして、モーセとすべての預言者から初めて、聖書全体にわたり、ご自分について書かれていることを説明された」(27)「イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しになった」(30)その時、突然二人の目が開け、この男の人がイエスさまだということが分かりました。それと同時に、イエスさまの姿が「見えなくなった」のです。これは、「説教」と「主の晩餐」はイエスさまの十字架と復活の意味を知る、「車の両輪」だということです。この2人の弟子たちは、聖書の御言葉を聴いて、なおかつ主の晩餐を通して、彼らの目は開き、共におられる主イエスさまのご臨在が分かるように、「見えるように」なったのです。

エマオ途上は私たちに寄り添うイエスさまとの物語です。そして御言葉はわたしたちの心を燃やします。本日はイースターを迎え、3人のバプテスマ・転入会の時を与えられたことを感謝致します。私たちの人生にはイエスさまがおられます。愛する兄弟姉妹がこの群れに加えられたことに感謝して、共にイエス・キリストを見上げて歩みましょう!

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