2023年5月28日(日)のメッセージ
霊の取り成し
「万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」
(ローマの信徒への手紙 8章28節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
本日はペンテコステ礼拝です。聖霊降臨は、イエス・キリストの復活、召天後、集まっていた120人の弟子達の上に、神さまからの聖霊が降った出来事が使徒言行録2章に描かれています。教会の「誕生日」です。私たち藤沢バプテスト教会も62年前7人の小さな集会から少しずつ広がり、教会を組織し今に至りますが、まさに神さまの聖霊による御業です。
「被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。」(22)18節からパウロは現在と将来を比較し、将来の栄光に比べれば現在の苦しみも大した問題ではないと説きます。しかし私たちは祈りが聞かれない、神がいるならどうしてこの世の悲しい出来事はなくならないのかと思うことがあるかもしれません。しかしそういううめき、痛みを神さまはしっかりと聞いています。うめく私たちと同じように聖霊がうめいている、そしてとりなして下さっている。いつも私たちと共にいるこの神は、まさに「十字架のキリスト」です。私たちがうめく時に一緒にうめき、私たちが苦しむ時に一緒に苦しむ、そんな仕方で私たちとかかわり、「万事を益」(28)として喜びに変え、私たちを支えてくれているのだろうと思います。そんな主を感謝して、歩んでいきましょう。
わたしたち「藤沢教会」は、しっかり主に期待し、望みを主にだけにおいて進みましょう。オープンチャーチアワーが昨日から始まりました。近隣の人たちが、ここに集まってくる教会になることに幻を抱き、賛美と御言葉であふれる教会を夢みましょう。期待するところに、聖霊は降るのです。