2023年7月23日(日)のメッセージ
応え合うものとして
「主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。」
(創世記 2章7節:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)
牧師 伊藤真嗣
「主なる神は言われた。 「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」」(18)
18節以降は人にふさわしい「助け手」(口語訳)が与えられたことを述べています。神が、人を「われわれの似姿に造ろう」と男女が創造されたのは、「互いに愛し合うため」だと思われます。神の息(ルアハー)が吹き込まれ、人間は土から作られ命を与えられました。そして「神と交わる」ことができる者とされたからです。この「神との関係」と「人との関係」が健全に保たれてこそ、本当の意味で人は生きるのです。
私たちはひとりで生きられない存在です。助け合い、分かち合い、いたわり合い、愛し合う、私たちはそのように造られているんだと創造物語は告げています。私たちは神にそのように造られているのだから、だから造られた者として、「応え合う者として」(タイトル)、互いに助け合い愛し合いながら生きていくこと、そして造り主である神の声を聞きながら生きていくこと、それこそが私たちにとって大事なことだと、この創造物語はそう告げているように思うのです。
いよいよ本日の午後は熊坂路得子さんを迎えてのチャペルコンサートです。藤沢バプテスト教会はすべての人々に「開かれた教会」を目指しています。この地域に住む方々や、ここを訪れる多くの人々が、美しい音楽を通して、神を感じ、心静かに平和を祈る時を共に願って、主に応え、このひと時を過ごしたいと思います。アコーディオンや賛美、クリスマスの聖歌隊、ハンドベルクワイアなど、主の平和を響かせる教会になりますように心よりお祈りします。