メッセージ

2023年12月31日(日)のメッセージ

当たり前のこと

「イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。」
(ルカによる福音書 2章52節‬:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

2023年を振り返ると、世界は様々な困難を経験しました。ロシアのウクライナ侵攻、夏場には再びコロナの感染拡大、年末にはイスラエルとハマスの衝突などが挙げられます。この21世紀の時代にヨーロッパでそして中東で再びこのようなことが起こるのか、といった驚きを禁じ得ませんでした。

「どうしてわたしを捜したのですか。わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だということを、知らなかったのですか。」(ルカによる福音書‬ ‭2‬:‭49‬)‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬
そのような中で、本日の主イエスの御言葉は、「当たり前」だと思うわたしたちをこの世の血縁関係から解き放ち、今わたしたちの世界に入ってくださり、目の前にいるこのお方がどなたであり、何をしに来られたのかを知るようにと、促してくださいます。この世の父ではなく、まず「父なる神」を見上げ御言葉をいただく信仰、「父なる神」とを見失わないで歩む信仰、このことを第一とすることがわたしたちクリスチャンにとって「当たり前のこと」とならなくてはならないのです。

今年の藤沢バプテスト教会ミッションステートメントは「平和の光」。クリスマスを迎えて、これからも希望のイエス・キリストの光が与えられ、世界の人々が「当たり前」の生活が取り戻せますように、またウクライナ、パレスチナの地に平和がもたらされ、コロナが収束に向かうことを祈念して今年最後の「宣教要旨」といたします。1年間ありがとうございました。来年も皆様にとって良い年であるようにお祈り致します。

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