2024年1月28日(日)のメッセージ
パンのしるし
「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る1つ1つの言葉で生きる。」
(マタイによる福音書 4章4節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
本日の6章1-15節の部分は4福音書すペてに出てくる5千人の給食の記事で、タイトルにあるように、神さまは少しも無駄にならないように私たちを満たしてくださいます。残り物を無駄にしないのも、ユダヤ人たちの当時の習慣です。
ヨハネ福音書のテーマは「永遠の命」と言われています。今を生きる私たちの中に、イエス・キリストにある永遠の命が宿っているということ。特に、死をもって終わる私たちの命の中に、永遠につながる命のあることをヨハネは述べています。ここで扱われる「パン」も、それが日用の糧であると共に、永遠の命を示す「命のパン」であることを表しています。
イエスさまは私たちを肯定し「あなたはあなたのままでいい、そのあなたを愛している、そのままのあなたが大好きだ、そのままのあなたが大事なのだ、そう言われているのだと思います。そうやって徹底的に肯定してくれているのだと思います。私たちはそうやって根底から支えられ肯定してもらうことで生きていけるのです。
私たちを生かす、だからこそイエスさまは「命のパン」なのです。そうやって私たちを生かす、このイエスさまの言葉をしっかりと聞いていきたいと思います。
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