メッセージ

2024年2月18日(日)のメッセージ

ワンダー・不思議 
ワンダーフル・不思議がいっぱい
〜すばらしい

「あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神」
(ルツ記‬ ‭1‬章16‬節‬:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)

三浦佳江

皆様よくご存じのルツ記です。モアブ人のルツは前向きで勤勉で謙遜な大変魅力的な女性です。最初は そこに惹かれましたが、何度か読むうちに、登場人物やそこで起こる様々な出来事の中に、不思議な神様の目に見えない手の働きが所々に現れていることに気付きました。ルツは1:16で「あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です。」と言っています。これは、簡潔で明確なルツの信仰告白です。モアブ人である ルツがこのように言い切れるまでになったのは、一緒に暮らしていたイスラエル人の姑のナオミによるところが大きいです。 ナオミとルツは共にイスラエルの神様を信じる信仰で結ばれたた義理の親子であり、イスラエルの神様への信仰が二人の生活の土台にありました。こうした信仰の土台に立っている二人に神様は恵みを与えます。それが神様の目に見えない手の働きです。

しかし、はじめ神様はさりげなく、偶然を装っているかと思うくらいのやり方で私達に恵みを下さいます。それは実に不思議な(ワンダー)出来事なので、最初は神様の恵みになかなか気付けません。しかしその不思議な(ワンダー)出来事がいっぱいになるとワンダフル・すばらしいとなります。ここまでくると私達は神様のワンダフルですばらしい恵みにやっと気づくわけです。たとえばルツ記では、ルツとボアズが結婚して、オベドと言う名の男の子が誕生した出来事がワンダフルのピークと言えるのでしょう。 なぜなら、ボアズ、ルツ夫婦に産まれたオベドの息子が、エッサイ、そしてエッサイの息子がイスラエルを治めた偉大なダビデ王だからです。

ルツさんとまでは行かなくてもわたしの生活の土台に信仰を据えて、神は恵みを常に私達に与えているのだと信じつつ、今を神とともに生きていきたいものです。

前回のメッセージ