メッセージ

2024年2月25日(日)のメッセージ

栄光を現そう

「光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。」
(ヨハネによる福音書‬ 12章36節‬:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

ヨハネ12章から、この福音書における「受難の記事」が始まります。そして本日の聖書箇所のテーマは、暗唱聖句にあるように「光を信じなさい」と、主イエスを信じて生きる者に、光の中を歩くことにたとえています。

「イエスは言われた。「光は、いましばらく、あなたがたの間にある。暗闇に追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい。暗闇の中を歩く者は、自分がどこへ行くのか分からない。光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。」(35‬-‭36‬)イエスさまは「光は、いましばらく、あなたがたの間にある」とおっしゃっています。これは十字架を前にしたキリストが、この地上で自分が人々の間にあるのは「いましばらく」であるという側面と、私たちが信じるということにおいて残されている時間が「いましばらく」である側面があるのが分かります。‬明日はどうなるかわからないこの世界で、しかしまた、すでに信仰を持っていると思っている人間にとっても「光はいましばらく」なのです。しかし私たちがたとえ暗闇の中を歩んでいても、どんな時も共におられ、神さまとの関係の中にあるということを忘れてはいけません。神さまから離れて、神さまとの関係のない時を過ごす、神さまとの関係のない所にいる、ということはないということです。

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改めてこの受難節で、教会の光の源であるキリストを覚えます。藤沢教会は光の子とされた者の集いです。昔も今も、なおこの地にあってキリストの光を放っています。その光の内を私たちは歩みましょう。‬‬

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