メッセージ

2024年3月17日(日)のメッセージ

破れを繕う者として

「あなたのうちのある者は、昔の廃墟を建て直し、あなたは古代の礎を築き直し、『破れを繕う者、市街を住めるように回復する者』と呼ばれる。」
(新改訳聖書イザヤ書 58章12節)

執事 杉浦優子

私たちは今、御子イエス・キリストの受難節を過ごしています。イエス様はわたしたちの魂の破れを繕うために十字架に架かろうと神様に従順に従われました。イエス様はその十字架を通して「繕われるものの縫い針」となって人と人、国と国との「破れを繕われ」ます。わたしたちを用いてです。わたしたちが主の「糸」となり「神様の繕い」がこの教会、この地域、日本、そしてアジア、世界へと縫い続けられる時、御国の平和がこの世にもたらされえるのではないでしょうか?その「糸」は、それぞれの賜物や個性で彩られたきれいな色の糸でしょう。いつしかその彩られた繕い物は素敵な刺繡となって世界中の人々の心に「神様の平和と喜び」をもたらすことができるのでしょう。

神様は遥か昔、預言者イザヤに角笛を吹くがごとくにイスラエルに叫べと仰いました。形だけの信仰ではなく、私に倣う者となりなさいと叫ばれるのです。そして教会の奉仕においても、砕かれた魂と愛によって仕える時、神様はその奉仕を喜んで受け取ってくださいます。何ごとも自分で決めて自分の計画を進めてしまう自己中心、プライド、愛の欠如、また知らず知らずのうちに罪にがんじがらめになっているわたしたちのために主は十字架に架かられたのです。あのパリサイ人のためにもでした。

受難週には「イエス様の十字架の歩み・十字架の道行」を覚え、共にお祈りして過ごしませんか?そして十字架から聞こえてくるイエス様の招きに答え、主と共に「破れを繕う者」として神様の御国の平和を藤沢バプテスト教会からこの世に実現していきましょう。

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