2024年4月28日(日)のメッセージ
本当のバプテスマ
「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。」
(マタイによる福音書 3章17節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
有名なイエスさまがヨハネからバプテスマを受ける記事ですが、まさに本日の暗唱聖句が神さまと私たちとの「関係性」を現しています。このような天の声を聞き取ることができた者は幸いです。
「おまえを愛しているよ。おまえはわたしの心に適う、素晴らしい者だよ。」
このような父なる神からのみ言葉は、実は人生において繰り返し私たちに向かって告げられている言葉なのです。バプテスマの時に、私たちに向かって「開かれた天」は常に開き続けているのです。
わたしたちの新しい出発は、このキリストの名によるバプテスマに与り、新しく生まれ変わる以外にはないのです。すでにバプテスマを受けた人も、この信仰の原点に立ち帰って、キリストによって古い人を脱ぎ捨て、主によって「生きる」ことが日々求められているのです。
主イエスの頭上に鳩のように降った聖霊は、今も、わたしたちの上に注がれています。
また、主イエスに語られた「これはわたしの愛する子、私の心に適うもの」との神の声は、今も、わたしたち一人一人に語りかけられているのです。これこそが、「本当のバプテスマ」と言えるのです。
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