メッセージ

2024年5月12日(日)のメッセージ

第二の創造

「行いによるのではありません。それは、だれも誇ることがないためなのです。なぜなら、わたしたちは神に造られたものであり。」
(エフェソの信徒の手紙 2章9.10節‬‬‬:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

本日の暗唱聖句はよく知られていますが、口語訳ではわたしたちは「神の作品」だと訳されています。神さまは天地創造の業において、人間を造られました。
これが最初の創造、「第一の創造」といわれるものです。

そして、本日の箇所で「神に造られた」「神の作品」としての創造の業を、「第二の創造」ともいわれるものです。「神の作品」が意味するところは「神の主権による作品」だということです。

「作品」ということばはギリシャ語で「ポイエーマ」というと言います。つまりその作品と作者の関係は特別なもので、作り手自身の魂、気持ち、愛がそこに込められます。

神さまは目的をもってわたしたちを造り「神の作品」としてくださいました。
罪ある私たちですが、十字架のイエス・キリストがわたしたちを新しく造りかえてくださった、私たちは神さまのものですから、その目的をもっと深く知り、キリストの命によって、その目的に生きていく者となれますように、共に祈り求めていきたいと思うのです。

「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできなない」(ヨハネによる福音書3:3)

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