2024年6月9日(日)のメッセージ
気付くことから始まる信仰
「イエスは母に言われた。「婦人よ、わたしとどんなかかわりがあるのです。わたしの時はまだ来ていません。」
(ヨハネによる福音書 2章4節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
「イエスは、この最初のしるしをガリラヤのカナで行って、その栄光を現された。」(11a)
今日の聖書の出来事は、イエスさまはここ、カナの婚礼で水をぶどう酒に変えるという、最初のしるしを行われたという話しです。それは決してドラマチックなものでもなく、その場しのぎの急繕いでもなく、そのことには、大きな「目的」がありました。だからあえて「奇跡」と言わず「しるし」と言っているのです。
イエスさまは弟子たちの前で、この「最初のしるし」を行ったことに大きな意味があったのです。「それで、弟子たちはイエスを信じた」(11b)ここで弟子たちはそのしるしに気付きました。そしてこの方こそ、待ちに待っていた私たちのメシアであるということをあらためて確信しました。それは、「イエスを信じた」(11b)という言葉で分かります。
本当に大切はことは何なのだろうかと、わたしたちはいつも気付いていかなくてはなりません。私たちも日々様々なことから、母マリアのように神さまの御心かわからなくなりますが、神さまから呼びかけられた時、「信じる者」として歩んで行きたいと思います。
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