2024年6月30日(日)のメッセージ
あなたはどこにいるのか
「主なる神はアダムを呼ばれた。『どこにいるのか』。」
（創世記 3章9節：日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書）
牧師 伊藤真嗣
本日のタイトル「あなたはどこにいるのか」(6)これは「神さまの」私たちへの「呼びかけ」です。「主なる神はアダムを呼ばれた。『どこにいるのか。』彼は答えた。『あなたの足音が園の中に聞こえたので、恐ろしくなり、隠れております。わたしは裸ですから。』」(9-10) アダムは裸だから、神さまが「恐ろしくなって隠れた」と答えました。神さまの命令に「背いた」ことで神さまが恐ろしくなってしまったわけです。人は「罪を隠す生き物」かもしれません。あの使徒ペテロもイエスさまを3度知らないと言って自己保身のために隠れました。
破れや弱さを持つ私たちはすぐに、自分の罪に悩んだり、あるいはあの人がどうした、この人はどうだ、自分のまわりはどうだ、私たちはつい周りのことに目を奪われます。しかし私たちはまずは神さまとの関係・和解を祈りながら、自分のことをしっかりと見つめる必要があります。自分は神さまの前にどう立つのか。何処にいるのか、という神さまの問いかけはそのことを「再確認」するようにという神さまからのメッセージかもしれません。あなたは今どこで何をしているのか、誰と共に立つのか。神さまはそう私たちに呼びかけておられます。