2024年7月7日(日)のメッセージ
しかし、お言葉ですから
「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる。」
(ルカによる福音書 5章10節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
今日の箇所では、イエスさまはゲネサレト湖畔で群集に話し終わると、疲れきって網繕いをしているシモンに向かって、事もあろうに「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」(4)と言われたのでした。その言葉に疑問を思うも、ペテロは「しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」(5b)この「しかし」という、この言葉がすべてを変えました。ペテロは「しかし、お言葉ですから網を降ろしましょう」と言って、網を海に投げた。「網を投げること」…このことが大切なのです。わたしたちは、今日、このペテロの行動に学びたいと思います。行動に出た時、奇跡は起こります。
「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる」(10)この言葉に招かれ、「彼らはすべてを捨ててイエスに従った」(11) のです。ただ網を「投げ入れる信仰」を持つことです。それから先のことは、すべて神にお委ねします。それがわたしたちに神さまが託しておられる「召命」というものです。しかしなにも、牧師や宣教師になることばかりが、「召命」を受けることではありません。1人1人に「献身」の時があり、そして、神さまの御言葉を聞き逃さないようにしなくてはいけません。そしてその言葉を、わたしへのお言葉なのだと、「お言葉ですから」と受け止めて「沖へ漕ぎ出す」勇気を頂きましょう!