メッセージ

2024年7月21日(日)のメッセージ

初めの一日

「初めに、神は天地を創造された。」
(創世記‬‭ 1章‭1‬節‬‬‬‬:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)

牧師 伊藤真嗣

本日は聖書の初めの初めである創世記の1章を取り上げます。皆さんは聖書を開いた時、何を感じますか。神さまの臨在の中で。まさに地球の「初め」。人類の歴史の「初め」。全ての「初め」が神さまによって幕を開けていったと言っても過言ではないでしょう。ですから、この「初めに」という言葉の次に「神は天地を創造された」(1)と続くことはとても「大きな意味」があるということが分かります。混沌とした世界に見出されたかすかな希望の光の中で、突然神さまが「言葉」を発するのです。

「神は言われた。『光あれ。』こうして、光があった。」(3)

そして、神さまはその光を見て「良し」とされたとあります。(4) 混沌の闇の中に輝いた光を、神さまは「良し」として下さった。この世界に暖かい光を差し込んでくださり、それを肯定してくださったのです。わたしたちはこの創世記を、「人とは何か」、「神さまとはどなたなのか」ということを追い求めた信仰の書として読みます。その時、この創世記は現在のわたしたちに生きる力を与える神さまの言葉となって生きていくのです。私たちの人生において、神さまの言葉は永遠に変わることはありません。「信仰によって」この1章を読んでいきましょう。

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