2024年9月15日(日)のメッセージ
高齢者祝福式礼拝
一番になりたい
「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」
(ルカによる福音書 9章48節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
本日は高齢者祝福式ということで藤沢教会では 80 歳以上の方を高齢者として祝福します。よく定型句のように「教会も高齢化が進み・・・」と言われることがありますが、まるで高齢化が悪いことのように思われがちですが、確かに、以前出来ていた活動が出来なくなったり、体力が衰えてきたりと厳しい面もあることでしょう。しかし、日本の教会が高齢化しているということは、それだけ長い期間、信仰者としての歩みを続ける方が多いということです。そして若い人に教え、交わることは教会の活力になると感じています。高齢化も神さまからの祝福の一つなのです。
一方で本日の箇所でイエスさまは「誰が1番偉いか」議論する弟子たちの真ん中に小さな子どもを立たせて、「わたしの名のためにこの子どもを受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。」と話されます。今の私たちも若くても高齢であっても、子どものように、自分の小ささを認め、「ごめんなさい」と、「負けました」という、そのような言葉を言える者こそ、一番のイエスさまの弟子なのです。「負けるが勝ち」。「負けました」と自分の力の弱さを認め、主の御名に頼る時こそ、本当の十字架による復活の勝利を得ることができるのです。