2024年9月22日(日)のメッセージ
神学校週間を覚える礼拝
初心に帰る
「主はお答えになった。『マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。』」
（ルカによる福音書 10章41～42節：日本聖書協会 新共同訳 新約聖書）
牧師 伊藤真嗣
わたしは、初心に帰らなければと思う時、必ずといってよいほど、今日のルカによる福音書の箇所を思い出します。自分では、何も問題はないし普通にしているつもりですが、マルタにイエス様が言われたように「心を乱して、神様を見れなくなっている自分に気づかされます」。この箇所を読むと、マルタが可哀そうで同情したくなります。自分をマルタに重ねているからかもしれません。それは、マリヤは良い方を選んだ、とマルタが何かできていないことをイエス様に責められているように感じたからかもしれません。しかし、イエス様は、「マルタ、マルタ」と二回、マルタを呼んでいます。マルタ、よく聞いてね！と言わんばかりにおっしゃいます「あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。」これは、マリヤの方が良いと比べてマルタが悪いといわれたわけではなく、なにょり大切なのは、神の言葉を聴くことの大切さを知って欲しいとおっしゃっているのではないでしょうか