メッセージ

2024年12月8日(日)のメッセージ

夫婦の祈り

「その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。」
(ルカによる福音書 1章14節‬‬‬‬‬:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

クリスマス物語の初めは、直接神と交わった、ザカリアとエリサベト夫婦の「祈りの証し」です。「ふたりともすでに年老いていた」(7)とあるように、ザカリアもまさか自分のような老人が…と思いました。そのような場所にこそ祝福は与えられるのです。自分を「明け渡せば」頂くことができるのです。その人生の結果マイナスがプラスになるのが神さまの働きです。試練や災いと思っていたことが、ことごとく益となります。

私たちの信仰はどこを向いていますか。マイナスの気持ちのまま矢印の向きを見失うなら、それはキリストの教会ではありません。主イエスが自分たちを愛してくださったように、主イエスの愛をもって隣り人を愛していくためです。教会の矢印は方向転換(メタノイア)が大切。「外 向き」ながら、神さま・世界と隣り人に向かう。さあ、2回目のアドベントが灯りました。2人の夫婦のように、喜びが与えられますように。そしてキリストの光が射す方に共に私たちの祈る矢印を向けていきましょう。

「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。」(フィリピの信徒への手紙‬4‬:‭6‬)

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