メッセージ

2025年3月2日(日)のメッセージ

恐れなー人生の海の荒波に

「イエスは言われた。『わたしだ。恐れることはない。』」
(ヨハネによる福音書 6章20節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

今日の聖書の話は、荒波や逆風にさらされて、苦しんでいる私たちの共同体、すなわち家族や職場や教会など、同じ船に乗る共同体が、困難の中にあるところにイエス・キリストが、来て下さるのだということを語っています。

並行記事のマタイ福音書ではより具体的に、ペトロが水の上に一歩踏み出して歩む場面が描かれています。確かに人が水の上を歩くなど信じられない力です。しかし、「…人にはできないことも、神にはできる」(ルカ 18:27)。人間の知恵や力だけでは、どうにもならないことが、イエス様に向かって一歩踏み出すことで、難しいと思っていたことが可能となったのです。ペトロの手を掴んで支えたように、主は私たちが沈みかけても、しっかりと腕を掴み支えてくださいます。

タイトルにあるように世の中は、荒れた湖のように「混沌」としています。コロナ、病気、怪我、仕事、人間関係、争い、妬み、自分の力だけでは乗り切れません。教会はキリストを頭とした信仰共同体で、それぞれがバラバラにオールを漕いだら、前にも進みませんし、沈んでしまいます。不安で眠れ祈れず心が騒いで自分の思いで一杯になってしまう私たちが、十字架の主を見上げた時、「安心しなさい、私だ」と主が必ず引き上げてくださいます。本日は主の晩餐ですが、パンを差し出す温かいその御手と、私たちを見つめ、支えてくださる方を、仰ぎつつ、この一週間を歩んでいきましょう。

前回のメッセージ