2025年3月30日(日)のメッセージ
百人隊長の願い
「ひと言おっしゃってください。そして、わたしの僕をいやしてください。」
(ルカによる福音書 7章7節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
牧師 伊藤真嗣
春は卒業式・入学式のシーズンです。人は成長して大人になりますが、私たちも大人になった今、昔と何が違うのでしょう。自己中心的な物の考えを卒業し、相手の事も考え、さらに人の世話もできる人間関係を気づく事はなんて難しいのか。まず心身ともに自立するためには、まずその社会の中で傷付いた心が癒され、神様を知り、神様との正しい関係を回復し、自分の道が正しく生きる価値を確信する事が大切です。
「ただお言葉をください、そしてわたしの僕を癒してください」(口)
「お言葉だけをください」。異邦人である自分は本当に取るに足りない者で、罪深く何の値打もありません。あなたに愛され救われる資格などない者ですが、どうか、わたしの僕を助けてください。という百人隊長のへりくだった必死な思い。
価値なきものに価値を置く。それが「神の愛」であり、「価値があるから」愛したのではなく、「愛したから」価値あるものとなっていくのだという生き方を実践した人物への評価が「ふさわしい」という言葉に表れています。百人隊長はイエスを見ないで、信じた僕をも価値あるものとして見ることができたからこそ、ほんとうの価値あるお方を見いだすことができたのです。だからこそ、イエスさまは、そんな百人隊長の信仰を価値あるものとして受け取って、その願いを聞いてくださったのです。あなたがくじけつまずく時も、主は共におられます。キリストの受けられた苦しみと十字架の死を思い起こす、受難節第3週目…イエス様の復活を記念するイースターまで、あと4週間…共に今、あなたを神の子としてくださるイエス様の歩みを思い起こし、待ち望んでいた救いと恵みを、受け取る準備をしていきましょう。