2025年6月8日(日)のメッセージ
ペンテコステ
ーすべての人に降り注ぐ霊
「その後 わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。 あなたたちの息子や娘は預言し 老人は夢を見、若者は幻を見る。」
(ヨエル書 3章1節:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)
牧師 伊藤真嗣
本日は「ペンテコステ(聖霊降臨日)記念礼拝」です。教会の誕生日です!ペンテコステとは使徒2:1にあるように、もともとは「五旬祭」の日を意味していましたが、キリスト教の歴史の中では、教会が聖霊によって誕生した記念すべき日です。五旬祭のその日、迫害を受けている使徒達や婦人達が集まり心を1つにして熱心に祈っている場所に聖霊が注がれました。
同じように、今日の旧約聖書の預言者ヨエルも南ユダ王国がバビロン捕囚下の危機に直面して、どうしたらいいのかわからずに戸惑うとき、失ったものを前にして力が出ず、どこを向いたらいいのかわからなくなってしまいます。そんな私たちに、主は呼びかけておられます。「今こそ、心からわたしに立ち帰れ」と。そして様々な災いが預言される中で、最後にこの主の幻(夢)が示されます。
「主の御名を呼ぶ者は皆、救われる」(ヨエル3:5)。
私たちは、自分が強くならないで、自分が本当に弱いものであることを認め、聖霊を求めなくてはならないのです。聖霊が降るところは、「期待するところ」です。藤沢バプテスト教会も協力伝道の中でこの地域で愛され隣人に仕える教会として、64年の歩みを覚えました。様々な困難を互いに助け合いながら乗り越えてきました。これからも、様々な幻を掲げつつ、大人も子どもも、男性も女性も、新しいメンバーも共に聖霊の実を頂きながら、主を見上げて歩んでいきましょう!