メッセージ

2025年6月22日(日)のメッセージ

神と人とに仕える
ー沖縄命どぅ宝の日

「あなたがたは、神と富とに仕えることはできない。」
(マタイによる福音書‬ ‭6‬章24節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

本日は沖縄命どぅ宝の日の礼拝です。80年前、沖縄の地上戦で20万人以上が犠牲となった、そのことを祈る日です。2007年の第35回定期総会以来、この6月23日を「命どぅ宝(ぬちどぅたから)の日」として覚え続けています。「命どぅ宝」とは琉球の時代から沖縄に伝わる「命こそ宝だ」という意味の言葉です。

神様が作った命は「宝」です。命は宝、命どぅ宝です。私たちは誰も殺しません。そして殺さないだけではなく、「平和を作り出す」ために歩みます。どんな「怒り」も暴力に変えません。その怒りを、「平和を作り出す」ことへ向けてゆきます。対話と和解を求めるとしたら、神様は必ず最後まで私たちに、「平和を作り出す力」をこの礼拝から与えてくださいます。

「神と人とに仕える」。教会は「神様を中心にした関係」です。だからこそ教会の中では互いに優しさのある言葉を交わします。沖縄の声と人々が抑えつけられている力と痛みを知り、そこから解放されることを祈り、連帯してゆきましょう。そして基地と抑止力ではなく、キリストの「愛による道」を選びたいのです。

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(‭‭ヨハネによる福音書‬ ‭3‬:‭16‬)‬‬‬‬‬‬‬

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