2025年12月21日(日)のメッセージ
クリスマス礼拝
「インマヌエルの主」
「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ。」
(イザヤ書 7章14節:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)
牧師 伊藤真嗣
クリスマスの訪れを告げる、アドヴェント・クランツの蝋燭に4本の火が灯りました。私たちも今日、祈りを合わせ、賛美を歌い、神様の与えてくださった、恵みと希望を、互いに告げ知らせる礼拝をしています。一方で、「2千年前のベツレヘムに、救い主の赤ちゃんが生まれてきた」という知らせが、自分にとって意味があるのか問いかけられます。すぐには喜べない、色んなことを恐れている人たちのもとに、イエス様は生まれてきました。「良い知らせ」を受け取るのが最も困難な人たちのもとに、最も信じがたい人たちに、生まれたばかりのイエス様は抱かれたのです。
タイトルの「インマヌエル」というのは、「神われらと共にいます」という意味で、自分の助けを求めない、期待できない人々のことも、すべての人々を神様は見捨てず、一緒に居てくださるというメッセージが込められています。あなたが、神様の救いを信じられず、もどかしい思いをしているとき、神様も、あなたともどかしい思いを共有し、「自分はここにいる」「一緒にいる」と仰っているのです。
クリスマスは、その最初の出来事を記念するものです。赤ちゃんが生まれる知らせを聞いて、恐れを抱いた人たちが、恐れから解放されて、喜びを分かち合う者に変えられていく。その一人に、あなたもこれから加えられます。あなたも共に祝福を受けます。だから、天使の告げたこの言葉を、クリスマスの時、改めて思い出しましょう。
「恐れるな。わたしは民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日、ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ、主メシアである。」(ルカ2章11節)


