2026年2月15日(日)のメッセージ
アブラハムへの祝福
「あなたを祝福する人をわたしは祝福し あなたを呪う者をわたしは呪う。 地上の氏族はすべて あなたによって祝福に入る。」
(創世記 12章3節:日本聖書協会 新共同訳 旧約聖書)
逗子第一バプテスト教会 牧師 小平公憲
逗子第一バプテスト教会牧師の小平公憲(こだいら きみのり)と申します。いつも同じ信仰に立つ教会の群として、祈りに覚えてくださっていることを心より感謝いたします。
本日の聖書箇所は、よく知られている「アブラハム契約」です。神はアブラハムを選び、「わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を高める。あなたは祝福の源となる」と約束されました。信仰の父と呼ばれるアブラハムを起源として、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教が生まれ、この約束のとおり、多くの国民が祝福され、彼の名は世界中に知られるようになりました。
しかし、この祝福の約束には、神からの厳しい命令が伴っていました。「あなたは生まれ故郷、父の家を離れ、わたしが示す地へ行きなさい」という命令です。アブラハムは、ユーフラテス川の向こう、メソポタミアのウルに住んでいました。そこは月神信仰の中心地であり、父テラも偶像礼拝者であったと考えられています。その地と父から離れることは、信仰的・精神的・経済的な独立を意味していました。
目に見える父や慣れ親しんだ環境ではなく、目に見えない神を信じ、行き先も分からないまま従うことは、人間的には不安と危険に満ちた決断でした。そこには、将来の保証も確かな計画もありませんでした。
それでもアブラハムは、神の契約を信じ、ただ信仰によって約束の地へと旅立ったのです。彼を動かしたものは、信仰以外の何ものでもありませんでした。 そしてこの神の契約は、今もなお有効です。私たちもまた、アブラハムと同じように、神を信頼し従う信仰があるかを、日々問われているのです。


