メッセージ

2026年7月19日(日)のメッセージ

愛されている子ども

「あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣うものとなりなさい。」
(エフェソの信徒への手紙 5章1節‬‬‬‬‬‬‬‬:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)

牧師 伊藤真嗣

幼い子供は、大好きな親の姿を実によく見ています。歩き方、話し方、ふとした仕草まで、教えられなくても自然と真似をしてしまうものです。それは、子供が親を信頼し、その愛にどっぷりと包まれて安心しているからにほかなりません。

聖書が私たちに「神に倣う者となりなさい」と呼びかけるとき、それは「完璧な人間(クリスチャン)になりなさい」という重い律法(義務)の命令ではありません。むしろ、「あなた方はそれほどまでに神に愛されている存在なのだよ」という、私たちのアイデンティティ(存在の理由)の再確認なのです。

「時をよく用いなさい。今は悪い時代です。だから、愚かな者とならず、主の御心が何であるかを悟りなさい。」(16-17)
私たちの生きる現代は、どこかギスギスとした「闇」を感じさせる言葉や出来事に溢れています。今の自民維新の与党が数の論理で進める国会運営に疑問を感じざるを得ません。高市首相も理屈を並べて逃げずに問題に向き合って議論を尽くすべきです。イラン停戦をしたにも関わらず、イラン・アメリカ・イスラエル両国はホムルズ海峡を巡って争い、自分達の主張ばかりで報復の連鎖が続いています。私たちも知らず知らずのうちに、神さまの御心が分からず、その暗さに心が引きずられそうになることもあるでしょう。しかしパウロは、「あなたがたは、以前は闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい」(5:8)とはっきりと告げます。

私たちは自分の力で「光になろう」と背伸びをする必要はありません。ただ、私たちを命がけで愛してくださったキリストの「光の中に留まる」だけでよいのです。今週も、主 の愛に包まれた「愛されている子供」として、それぞれの生活の場で、心からの感謝と賛美の歌を響かせながら、一歩ずつ知恵にあふれた歩みを進めてまいりましょう。

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