2026年9月27日(日)のメッセージ
HOPE―希望は欺かない
「希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。」
(ローマの信徒への手紙 5章5節:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書)
恵泉バプテスト教会 牧師 福永保昭
今日、藤沢教会で共に礼拝できることを心から感謝します。私が初めて藤沢教会を訪ねたのは、今から40年のことです。それから、私自身にも、教会にも、そして皆さん一人ひとりにも、さまざまな出来事がありました。時には、前を向けないほどの苦しみや悲しみの日もあったはずです。しかし、それらを経て今日ここに座っているという事実は、神が皆さんを守り、支え、生かしてこられた証です。私たちの人生の根底には、神の愛が確かに流れています。
今年の藤沢教会のテーマ「HOPE 希望は欺かない」。この言葉は、現代社会の不安や混乱の中でこそ、深い意味を持ちます。インターネットやSNSの中傷、ハラスメント、戦争の影、職場の疲弊、人権の軽視。私たちは、どうしたらよいのか途方に暮れるような現実を生きています。しかし聖書は、人間の限界や罪深さを示しつつも、同時に「本当の希望は神のもとにある」と語ります。人間が作る希望は時に裏切られますが、神の愛に根ざした希望は決して私たちを欺きません。
聖書全体を貫くテーマは「神は愛である」ということです。神はどんな人間も、どんな命も、無駄なく、かけがえのない存在として造られました。たとえ自分で自分を傷つけるような日があっても、神はその命を見捨てず、愛し続け、用いようとされます。この神の愛があるから、私たちは失望する必要がありません。永遠に変わらない確かな愛が私たちを守っていますから、希望を持って歩むことができるのです。
希望が見えにくい世界であっても、神の愛を知る者は、今日を生きる力を与えられます。神は私たちを見捨てません。この希望があるなら、恐れの中でも前に進むことができるはず。神の愛を信じ、天という確かなゴールを見据え、共に平和をつくり出す者として歩んでいきましょう。教会に与えられた恵みを感謝し、互いに励まし合いながら、希望をもって生きていきたいと願います。


